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【証言】クロムハーツのおこぼれ商法で月商200万円 元店員が見たジュエリーショップ急成長の裏側

 

クロムハーツと言えば世界的なシルバーアクセサリーの高級ジュエリーブランド。本拠地を米国に置き、日本でもその人気は凄まじく有名商品は何カ月も順番待ちが続きます。
そのクロムハーツの人気に肖(あやか)り、ちゃっかり店長と従業員一人で月商200万円までの急成長を遂げたジュエリーショップがあると聞いたら驚きませんか?クロムハーツの良いとこ取りで、高収益を上げたジュエリーショップの店員さんの証言を紹介します。とっても参考になり、それに何より笑えるので是非、読んでみてくださいね。

●お店はどこにあるの?
●値段は?
●商品はどんなもの?

目次

シルバーアクセサリーの聖地を攻める

1-1 原宿こそ本丸

クロムハーツは1988年の設立。シルバーアクセサリーの老舗です。22Kイエローゴールドや18Kホワイトゴールドのほか最高級の皮製品も取り扱っていますが、何といっても有名なのはシルバーです。長く着けていてもヘタらない、長く着ければ着けるほど風合いが変わり味わいが増す逸品ぞろい。世界中のセレブや富裕層が愛用しているのには、それなりのきちんと理由があります。

クロムハーツは南青山、銀座、原宿に店舗を構えています。このうち原宿はシルバーアクセサリーを扱うショップの集積地です。竹下通りやその裏側、少し路地に入ったところで、たくさんのシルバーアクセサリーのお店を見かけます。クロムハーツの「おこぼれ商法店」はひしめくジュエリーショップに交じって原宿にあります。

1-2 原宿駅とクロムハーツの間で客を待つ

おこぼれ商法で月商200万円を達成したお店が位置するのは、原宿駅を出てクロムハーツに行く途中です。原宿駅からクロムハーツまでは徒歩10 分前後ですが、「おこぼれ商法店」はその途中に店を構え、原宿駅から徒歩5分のところに店を構えています。原宿駅→クロムハーツの流れをバッチリとらえられるポイントに狙って出店しているんです。ちょっと笑えませんか。

1-3 勝負はクロムハーツ帰り

原宿駅で降りクロムハーツに向かうお客さんはクロムハーツの商品以外を買うつもりはありません。「クロムハーツを身に着ける」「クロムハーツでおしゃれしている」。そんな自分でありたいわけですから、絶対にクロムハーツでなければ納得はしません。仮にクロムハーツに行く途中に、お客さんが「おこぼれ商法店」を見かけても「ちょっと見てみようか」と立ち寄ることはあっても、商品を買うことはまずありません。

では、いつお客さんをつかまえるのか。勝負はクロムハーツ帰りです。クロムハーツの店舗に行った帰りのお客さんは、もう行きのお客さんとは全く違います。行きのお客さんとは別人なんです。「おこぼれ商法店」のお客さんに変身しているのです。なぜでしょうか。

1-4 フラストレーションを解消してあげる

1-クロムハーツでお目当ての商品を見つけて購入できたお客さんは当然、大満足です。でも、クロムハーツの場合、みんながみんな、そうは行きません。クロムハーツはとにかく大人気店なんです。店舗を訪れたお客さんが、自分が好きな商品を見つけて買えるわけではない。「品切れです」「次の入荷まで6カ月お待ちください」「いつ入荷するか…。今のところはちょっと分かりません」。そんなケースも少なくありません。

それに価格です。クロムハーツの場合、セレブや有名人から人気が高いこともあって価格もそれなりです。チャーム(ペンダント)にしてもイヤリングにしても10万円以上はします。中には50万円、100万円を超えるものもあって、たまたま商品はあったけれど「いざ購入する段になって、あんまり高いので、やっぱりあきらめちゃった」というお客さんも多いのです。

「おこぼれ商法店」にやってくるお客さんは、そんなお客さんたちです。クロムハーツを買いたかったけれど買えなかったお客さん。もやもやしたフラストレーション(欲求不満)を抱えたお客さん。そんなお客さんたちが「クロムハーツはダメだったけれど、代わりに何か買っていきたい」と帰りにふらっと立ち寄ってくれるのです。「おこぼれ商法店」の場合、1日のお客さんが平日で30人、休日に50人くらい。そんな「クロムハーツからこぼれた」お客さんが8~9割です。


顧客がいる層はどこだ?

2-1 価格はクロムハーツの10分の1

肝心の価格はどうなっているのでしょう。「おこぼれ商法店」の商品の場合、ずばりクロムハーツの10分の1程度、高い場合でもクロムハーツの3分の1程度です。クロムハーツで商品を見てきた後ですから、来てくれたお客さんも「安いなあ」と感じてくれているようです。

「おこぼれ商法店」の場合、商品の材料費は定価の5~10%程度を目安にしています。これにデザイン料、加工費などのほか輸送費などが乗っかってきますが、それでも粗利は20~30%程度ではないでしょうか。シルバージュエリーの特性上、ダイヤモンドやゴールドに比べると材料価格は安い。代わりに柔らかい素材ですから、細かい加工を施して価値やブランド力をあげていきます。

「おこぼれ商法店」は、その価値やブランドの上げ方をクロムハーツよりもグッと抑えてしまう。お客さんが満足してくれるリーズナブルな価格設定するのです。もともと材料費が安い訳ですからそれでも粗利は十分、確保できます。

2-2 「失敗したっていい。買っちゃえ」

価格が安いのなら、お客さんの判断も早い。「クロムハーツ欲しかったなあ」「何か買いたいなあ」と購買意欲がマグマのようにたまっているお客さんですから「これなら失敗したっていいか」となり結構買ってくれます。クロムハーツの10分の1程度の値ごろ感のある設定ですからそうなります。

2-3 ちょい足し買いのお客さんもターゲット

もう一つ、価格が安い「おこぼれ商法店」のメリットはそれだけではありません。クロムハーツで無事、お目当てのものを見つけて買うことができたお客さんもターゲットになってくれるのです。シルバージュエリーを買う人は意識が高く、「自分の魅力を引き上げたい」「もっともっとカッコよくなりたい、美しくなりたい」という場合が多い。「できればクロムハーツで、もう一品買いたかった」と思っている人が少なくありません。デザートでアイスクリームを食べたけど、ちょこっとチョコもつまみたいっていう感覚ですね。

もともと意識が「カッコよくなる」に向いている状態ですから、価格の安い「おこぼれ商法店」は打って付けなんです。「これもいいじゃん」「あっ、これカワイイ」ってり、クロムハーツのちょい足しで買ってくれるのです。


銀の純度は92・5%

さて、気になる商品のラインナップ。これがまた面白いんです。クロムハーツ好きが好みそうな商品ばかり、もっと言うとクロムハーツによく似ている。銀の純度もクロムハーツと同じ92・5%で、全体的なデザインはもちろん、色合い、カーブの仕方、溝の付け方などなど……。「あれっ、これさっき見たのじゃないの?」って錯覚するほどです。テーストがほんと、似てるんです。

でも実はこれ、商売の王道なんですよね。「クロムハーツが大好きな層にクロムハーツに似たテイストの商品を売る」。マーケットの王道なんですね。しかも店舗はクロームハーツに行った帰りの人が通る竹下通りの近くですから、わざわざ集客する必要もありません。タイがたくさん入った生簀(いけす)にエビを餌にした釣り糸を垂れるようなものです。「おこぼれ商法店」の売上高はグングン伸びていきました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 クロムハーツの「おこぼれ商法店舗」の成長手法、いかがでしたか?クロムハーツの店舗と最寄り駅との間に店舗を構え、そこでお客さんを待ち構える。値段は低め、商品もクロムハーツ好きが好みそうなものを用意しておく。自分の立ち位置をきちんと把握し、どうすれば売り上げが伸びるのか、研究しつくしていますよね。ビジネスの参考にしていただければと思います。

ありがとうございました。







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著者情報

ニックネームはハチマキめがね 。下水道の清掃員、マンホールから地下にもぐり数百匹のゴキブリとウンチまみれのドブねずみと対決→生鮮市場 でサンマやイワシなど小魚を売る。毎日、ギャング集団のマグロチームに追い立てられ少し弱り気味。市場の新鮮な旬の魚で一杯やるのが何よりの楽しみです。ド底辺の世界から世間をながめ、気になる話題を独自の切り口で語ってみました。「満月」のように太陽の光を浴びて夜道をやわらかく照らすような存在でありたいと思います。よろしくお願いします!

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