「紀州のドン・ファン」事件で元妻に無罪判決がでました。
仮に検察が控訴しなければ、元妻、須藤早貴被告(28)はいったいいくらの資産を手にすることになるのでしょうか?
疑わしきは罰せずで須藤早貴被告(28)は無罪
紀州のドン・ファンの元妻の須藤早貴がAV女優だったの意外と知らない人多いよね pic.twitter.com/SLcCuz6MCq
— しこまる (@YqglfuGncE77986) December 12, 2024
紀州のドンファンこと和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)。
死因は致死量の覚醒剤を飲んだことでした。
殺人罪などに問われていたのは元妻、須藤早貴被告(28)です。
元妻と犯行を結びつける直接的な証拠はない
裁判員裁判の判決公判は12月12日、和歌山地裁の福島恵子裁判長により言い渡されました。
判決は無罪。
元妻と犯行を結びつける直接的な証拠はないというものでした。
元妻は初公判で「私は殺していません」と全面的に否認しました。
被告人質問では、野崎さんの死亡前月に薬物の密売人と接触したことは認めましたが、「野崎さんから覚醒剤の購入を依頼された」ためとし、自殺や誤飲ではないか、と主張しました。
裁判は、間接証拠から元妻が犯人と認定できるかが争点でしたが、結局、その間接証拠がなく、疑わしい事実はあるものの元妻が犯人であると確定的な証拠がなく、無罪となりました。
元妻が手にする資産はいくら?
和歌山県の資産家で“紀州のドン・ファン”と呼ばれた会社社長に覚醒剤を摂取させて殺害したとして殺人などの罪に問われた28歳の元妻に、和歌山地方裁判所は無罪を言い渡しました←無罪か…。皆さんはこの判決どう思いますか❓️💦 pic.twitter.com/vgH137mrNt
— 阿知和賢 (@ginyokosuka) December 12, 2024
この事件の被害者である野崎幸助氏は酒造メーカー訪問販売員や金融業を経験した後、コンドームの訪問販売で成功しました。
夫が留守の家を訪問して、主婦を相手に実演販売しながらサラリーマンの月収の3倍を稼いだといいます。
さらにコンドームの訪問販売の資金を元手に投資や金貸しを手掛け、数10億円の財産を築きました。
女好きであり美女4000人に30億円を貢いだといいます。
野崎氏の遺産は13億5000万円
結局、手元に残った野崎氏の遺産は13億5000万円でした。
この遺産について野崎氏は「全財産を田辺市に寄付する」との遺書を残しています。
田辺市も受け取る方針を明らかにしていました。
ただ、弁護士の高橋裕樹氏によると「相続人でない第三者に全額を相続するという遺言でも妻、子供、親には『遺留分侵害請求権』が認められる」と主張しており、この主張が認められれば、元妻、須藤早貴さんが手にするのは6億7500万円になります。
もちろん、今回の裁判で仮に須藤さんが有罪になっていたら遺産を受け取る権利はいっさいなくなっていましたが、無罪となりましたので、6億7500万円を受け取れる可能性がでてきたわけです。
まとめ
紀州のドン・ファンの元嫁の印象はコレ
↓ pic.twitter.com/PFurXMvTIx— Chudai (@urapakucom1) December 12, 2024
今回の判決を驚きをもって受け止める向きは多いようです。
事件当時、自宅にはいたのは須藤さんと家政婦だけ。
しかも、夕食時には家政婦は帰宅してしまい夜は野崎さんと須藤さんだけになってしまっていましたから、状況的には須藤さんがかなり疑われる状況にありました。
しかし、判決は無罪。
これにより須藤さんは野崎さんが残した莫大な遺産の一部を引き継ぐ可能性が出てきました。