結婚式のご祝儀って紙幣って新券を使うのがマナー。
でも、それが渋沢栄一の新紙幣だったらマナー違反っていうのは本当でしょうか?
渋沢栄一が女好きだったというのが理由のようですが、渋沢栄一の新紙幣のご祝儀は新券であってもマナー違反なのか?
渋沢栄一が女好きっていうのは本当かについて考察してみました。
渋沢栄一の新紙幣のご祝儀はマナー違反?
「渋沢栄一の1万円札をご祝儀に使うのはマナー違反」
我々は今まさに嘘マナーが生まれる瞬間を目撃してる
令和ではこういう事を言ってるマナー講師の首を片っ端から狩るのがマナーとされています pic.twitter.com/jl3EHREpzf
— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) October 2, 2024
結婚式って新券を使うのがマナーっていうのはよく言われますね。
「ずっと何日も前から用意して、この日をお待ちしてましたよ」っていう意味なんですね。
逆にお葬式は新券ではなくて使い古したものがいいとも聞きます。
理由は「そんな!亡くなるなんて!」
「新券なんてとても用意できませんでした」って意味なんだそうです。
でも結婚式の新券になぜ渋沢栄一は不適切なんでしょう。
新紙幣の1万円札は渋沢栄一なので、どうしても銀行のATMで新券に変えると渋沢栄一の新紙幣が出てきますよね。
でも、愛人を妻と同居させるような女好きの渋沢栄一の紙幣は新券であってもマナー違反なんだそうです!
本当にそんなマナーってあるんでしょうか?
大切なのは新券かそうでないか
結論から言って結婚式で使う紙幣は何でも構いません。
ただ、できれば新券である方が望ましいのは事実です。
ハレの日ですからね。
伊勢神宮参拝など大きな神社に正式に参拝する時などは、よく「神様に奉納するのだから新券がいい」っていいますね。
ただ、そのお札が渋沢栄一なのか、福沢諭吉なのかは意味がありません。
自分ルールが好きな日本人
日本人って物事を複雑にしますよね。
1つの事にいろんな意味を込めます。
お正月に昆布を食べるのは「よろこぶ(昆布)」だとかね。
節分に食べる恵方巻なんかも、つい最近の習慣で、もとはお正月に余った海苔を処分するために考え出された後付けの「風習」なんです。
そもそも巻きずしなんって江戸時代にはありませんでしたからね。
全部後付けであることの方が多いんですよね。
渋沢栄一の話もそう。
そもそも渋沢栄一が紙幣になったのは2024年からではないですか。
2023年までそんな話、一つもなかったじゃないですか。
渋沢栄一の女好きは本当か
岸辺露伴先生によれば、マナー講師の存在そのものがマナー違反です。 pic.twitter.com/QubokZKLpX
— お侍さん (@ZanEngineer) October 3, 2024
渋沢栄一のお札を新紙幣をご祝儀に使うのが、マナー違反とされる理由は女性にだらしなかったから。
でもそれって本当でしょうか。
確かに愛人はいたようです。
だからと言って、「女性にだらしなかった」とは言い切れませんよね。
深谷市長も困り顔
新しいマナーの登場に渋沢栄一の出身地である埼玉県の深谷市の小島進市長も困惑しています。
地元の偉人ですからね。
近代日本経済のビジネスモデルの土台をつくった人ですよ。
「結婚式に使えない」ともなれば、黙ってはいられませんよね。
「女性話だけが独り歩きするのはちょっと……」といった様子なんですね。
人の道には外れていない
確かに渋沢栄一が自分の妻と愛人を同居させたいう事実はある可能性が高いです。
でも、当時の成功者にはしばしば見られたことなんです。
もちろんだからと言っていいことだとはいえません。
ただ、時代の常識からして、人間性自体を否定されることはありませんね。
妻には愛情をもって、愛人にも誠実に対応したのだそうですよ。
だいたい渋沢栄一って日本女子大の創立に携わった人物なんですよ。
女性を蔑視していたはずはありません。
勝手マナーの方がマナー違反
日本人はイザコザを好みません。
何かあれば無難な方を選ぶ。
もともと農耕民族ですから、村や街のなかでの他人との関係性をまずは最優先します。
「渋沢栄一はちょっと…」と言われる可能性があるなら、「福沢諭吉にしておこうか」となりますよね。
福沢諭吉は女性関係の方はあまり積極的ではなかったようですから。
そして、それがだんだんマナーとして定着していく。
でも、それってとって生きにくい社会を作ってしまいませんか。
勝手なマナーをつくることこそマナー違反です。
マナーは円滑な社会生活を営むためのルール
マナーというのは礼儀です。
みんなが社会生活をスムーズに楽しく送るためのルールです。
お札に難癖をつけてわざわざ、物事にしがらみをつくっていく必要はありません。
まとめ
結婚式のご祝儀に渋沢栄一の紙幣を使うのはマナー違反なのか、女好きは本当か、について考察しました。
確かに渋沢栄一には愛人がいました。
でも、女性にだらしなかったわけではありません。
渋沢栄一はれっきとした紳士であり近代日本経済の父である事実は揺らぎません。
勝手マナーはない方がいいですよね。