帰国子女で成城育ち、申し分ないお嬢様女優の木村佳乃さん(47)が悩んでいます。
テレビや週刊誌では激やせした様子が一目で見て取れ、抱えるストレスの大きさが伺い知れます。
観光広報大使を務め国土交通省にも頻繁に出入りしていた頃には、圧倒的なオーラを振りまき、忙しい官僚たちまでも一目見ようと大臣室の前には人だかりができていたほどでした。
そんな周囲を魅了し続けてきた木村さんが、なぜ激やせしなければならなかったのか。
検証していこうと思います。
●旧ジャニーズの宿痾(しゅくあ)を背負った東山さんはこれからどうなる?
●才色兼備、安心ブランドだった木村さんの仕事は大丈夫?
●木村さんが東山さんに三下り半、離婚はある?
それでは、見ていきましょう。
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難題山積、火中の栗を拾った東山さんのこれから
自分を被害者と同じ立場に追い込む
「自分の運命だと(社長を)思い切って引き受けた」。
旧ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題で、同族経営の弊害を指摘された藤島ジュリー景子前社長からの打診を受けた東山さんは社長就任を決断した理由についてこう説明しました。
自ら芸能界を引退し、「夢や希望を握りつぶされた彼ら(被害者)と、“夢をあきらめた僕”でしっかり対話をすることがいいのかなと思います」とし、自分を追い込むことで性加害問題と正面から向き合っていく決意を示しました。
被害者への補償に専念
東山さんを取り巻く状況は、ここに来て大きく変わりました。
ジャニーズ事務所は新旧2つの会社に分割して、性加害の被害者に対する補償を担う旧事務所(SMILE-UP.)とタレントのマネジメントを行う会社に分けることを決定しましたが、当初の計画ではこの2つの会社のトップを東山さんが務める計画でした。
ところがここに来て「2つの会社の社長を一人で担うのはガバメント上、問題がある」との批判が相次ぎ、東山さんは被害者への補償を担う仕事をする(SMILE-UP.)の社長に専念することになったのです。いわばタレントのマネジメント業務という「攻め」の部分を剥がされ、「守り」の仕事だけが残された格好です。
芸能界復帰は絶望的
芸能人であることを断念し、被害者と向き合い「しっかり対話する」。
もちろん、海外メディアでも取り上げられたほどの社会問題ですから、誰かがこの問題に取り組まなければならないのは当然です。
東山さんはその役割を運命だと割り切って引き受けたわけですから、その点は立派だと言えるでしょう。
しかし、東山さん個人を見れば、これでもうこれからの人生は決まったともいえます。
ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長(2019年死去)の性加害問題の被害者数は478人、このうち325人が補償を求めています。
このうち在籍確認がとれたのは約150人で、それ以外は「過去の資料や、申告者が提供する資料などに基づき、過去に在籍していたか、もしくは現在在籍しているかを確認する」といいます。
つまり、本当に性被害にあったのか、程度はどの程度か、補償額はいくらになるのか、法律に照らし合わせながら一つ一つ精緻に検証していく必要があるのです。
終了するのはいつになるのか。途方もない歳月が必要になるでしょう。メドもつきません。東山さん自身、ハラスメントの問題も抱えており、芸能界復帰の時間はほとんど残されていないでしょう。
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揺らぐ「安全パイ」木村佳乃ブランド
官公庁からの仕事はどうなる?
木村さんはイギリス・ロンドンのキングストン地区生まれ、帰国後は東京都世田谷区成城で育ち、実家は超高級住宅街である東京都世田谷区の成城5丁目にあります。
成城学園初等学校、成城学園高等学校を経て成城大学文芸学部英文学科中退という経歴は正真正銘のお嬢様です。
父親は父親の職業は日本航空役員幹部。
その関係か木村さんはJALのCM(コマーシャル)にも起用され、国土交通省から観光広報大使にも繰り返し任命を受け、韓国の女優、チェ・ジウさんと「日韓共同訪問年広報大使」も務めました。
「身元がしっかりした女優さん」ということで入っていた仕事も多くあります。
木村さんの演技力の確かさ、頭の良さはもちろんですが、安心感のあるブランド女優ということで、ここまで地位を固めてきました。
夫、東山さんが性加害という難しい問題に取り組むことになったことで、木村さんのブランドに影響が出るのか、気になるところではあります。
東山さんとの離婚はあるのか?
子供は2人
東山さんと木村さんは舞台『覇王別姫』で共演したのをきっかけに2年半の交際期間を経て結婚しました。
現在、おふたりの間には2人の女のお子様もいらっしゃいます。
祖父はJNTO(日本政府観光局)の理事
木村さんの実家の家族構成は両親と姉の4人家族。
母親は日本航空のCA(キャビンアテンダント)で、現役当時はスチュワーデスと呼ばれていました。
まだ当時は採用基準に「容姿端麗」、そして「英語ができること」といったものがあり、女性の憧れの花形の職業でした。
また木村さんの4歳年上のお姉さまも日本航空(JAL)のCAでした。
おばあ様は名前を「千鶴子さん」といい、とてもハイカラな人で、若い時の写真を見るととても美しく、木村佳乃さんにそっくりです。おじい様は東京外語大学出身で英語が堪能な方で、JNTO(日本政府観光局)の理事を務めていました。
そんな家庭環境で育った影響で、木村さんは「家族を大事にする人」というのが周囲の評判です。
性格も意外に男っぽく簡単に離婚を考える人ではありません。
夫の仕事環境が暗転し、難問が降りかかってきたからといって、「さあ、離婚だ」とはならないでしょう。
東山さんが性加害の被害者にきっちり向き合い、真摯に対応していく限り、しっかりと東山さんを支えていくに違いありません。
まとめ
●夫の東山さんは芸能界を引退、旧ジャニーズの性加害事件の被害者への補償問題に専念。仕事環境の厳しさが増す
●木村さん、成城育ちのお嬢様ブランドへの影響が懸念材料
●華麗なる一族、簡単には離婚しない
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