ドジャース大谷翔平投手(30)が「1番DH」でスタメン出場し、開幕2戦目で今季1号を放ちました。
右中間に上がった飛球は一瞬フェンスに当たって跳ね返ったように見えましたが、ビデオ判定の結果、ホームランと認められました。
でも、この大谷のホームランボール、もし観客がとっていたら誰のものだったのでしょうか?
気になりますね。
解説してきましょう。
ホームランボールは誰のものになる?
近くのお子様がゲットした
大谷翔平のホームランボール pic.twitter.com/XLq8yGoowJ— ヒロマティ (@Hirot18) March 19, 2025
大谷翔平のホームランボールなんて欲しいですよね。
しかも今シーズン、第一号のホームランボールなんだとしたら、絶対欲しい。
もし球場に観に行っていて運よくホームランボールをキャッチできたとしたら、そのままもらうことはできるのでしょうか?
原則として観客に所有権がある
プロ野球の試合で打たれたホームランボールは、原則としてキャッチした観客に所有権があります。
これは、日本の法律(民法第229条)で「無主物先占」という考え方に基づいているんですね。
ホームランボールにはもともと所有権はありません。
そんな所有者のいない物(無主物)には、まず先に取得した人が、その物の所有権を取得するという法律上の決まりがあるです。
ですから、ホームランボールをキャッチした場合、キャッチした人に所有権が発生して基本的にはそのまま持ち帰ることができます。
例外:選手が記念に持ち帰る場合
ただし、例外もあります。例えば、以下のようなケースでは、選手や球団がホームランボールの所有権を主張することがあります。
- 記録達成がかかったホームランボール:通算〇〇号などの記録達成がかかったホームランボールは、選手本人や球団が記念品として持ち帰ることがあります。
- 引退試合でのホームランボール:引退試合で選手が打ったホームランボールは、選手本人や球団が記念品として持ち帰ることがあります。
- メモリアルなホームランボール:新人選手のプロ初ホームランや、シーズン最終戦での優勝を決めるホームランなど、特別な意味を持つホームランボールは、選手や球団が記念品として持ち帰ることがあります。
これらのケースでは、観客がホームランボールをキャッチした場合でも、選手や球団から返還を求められることがあります。
球団や選手が寄贈を求める場合
球団や選手が、ファンサービスやチャリティーのために、ホームランボールの寄贈を求めることもあります。
例えば、以下のようなケースです。
- 野球殿堂博物館への展示:歴史的な価値のあるホームランボールは、野球殿堂博物館に展示されることがあります。
- チャリティーオークションへの出品:チャリティーのために、ホームランボールがオークションに出品されることがあります。
- ファンへのプレゼント:球団や選手が、ファンサービスの一環として、ホームランボールをプレゼントすることがあります。
こうしたのケースでは、観客がホームランボールを寄贈するかどうかは、あくまで任意です。
しかし、寄贈することで、野球界や社会に貢献できるという側面もあります。
ホームランボールをもらうための条件と注意点
こうなると俄然、球場に行ってみたくなりまよね。
だって、うまくキャッチできれば堂々とそのままボールを持ち帰れるんですからね。
しかも法律上、正式に認められているんですから絶対ですよね。
でもホームランボールをもらう条件と注意点もあるんです。
ご紹介しますね。
安全にボールを確保する方法
ホームランボールを安全に確保するためには、以下の点に注意しましょう。
- グローブや帽子を持参する:グローブや帽子があれば、ボールをキャッチしやすくなります。
- 周囲の状況に注意する:ボールの行方を追いかけるだけでなく、周囲の観客の動きにも注意しましょう。
- 無理な体勢でキャッチしない:無理な体勢でキャッチしようとすると、怪我をする恐れがあります。
周りの観客とのトラブルを避けるために
ホームランボールを巡っては、観客同士のトラブルが発生することもあります。
トラブルを避けるために、以下の点に注意しましょう。
- 譲り合いの精神を持つ:子供や高齢者に譲るなど、譲り合いの精神を持ちましょう。
- 過度なアピールは控える:ホームランボールをキャッチしても、過度なアピールは控えましょう。
- 球団の指示に従う:球団がホームランボールの返還を求めた場合は、指示に従いましょう。
ホームランボールには記念品としての価値や意味がある
こんな場にいるなんて…
とんでもない1日だ!
興奮して確信歩きブレブレ💦大谷翔平の第一号撮らさせてもらいました💦#MLB #大谷翔平#ホームラン pic.twitter.com/ELKnoHjgaT
— GOLD meatタケ丸君96 (@YBmusa4) March 19, 2025
単にホームランボールとしっても全部、一緒ではありません。
大谷翔平選手のホームランボールもそうですが。選手や試合によって価値が大きく変動します。
例えば、以下のようなケースでは、ホームランボールの価値が高くなる傾向があります。
- 有名選手のホームランボール:大谷翔平選手や村上宗隆選手など、有名選手のホームランボールは、高値で取引されることがあります。
- 記録達成がかかったホームランボール:王貞治選手の通算本塁打記録達成時のボールなど、歴史的な記録達成がかかったホームランボールは、非常に価値が高くなります。
- メモリアルなホームランボール:引退試合でのホームランボールや、優勝を決めるホームランボールなど、特別な意味を持つホームランボールは、価値が高くなります。
サインボールや証明書の有無
ホームランボールに選手のサインが入っていたり、球団の証明書が付いていると、さらに価値が高まります。
オークションや買取サービスの利用
ホームランボールは、オークションや買取サービスで売買されることがあります。価値の高いホームランボールは、高値で取引されることもあります。
ホームランボールに関するよくある質問
全然綺麗に撮れなかったけど、
ホームランの瞬間撮れた😭
大谷翔平さんのホームランの写真は一生の宝です pic.twitter.com/KeX7CwJbYe— 🧋鴎党 (@jpwtmajtw1) March 19, 2025
子供がボールをもらってもいい?
はい、子供がホームランボールをもらっても問題ありません。しかし、周りの観客とのトラブルにならないように、保護者の方が付き添ってあげましょう。
もらったボールを球場に返却する必要はある?
原則として、もらったホームランボールを球場に返却する必要はありません。しかし、選手や球団が返還を求めた場合は、指示に従いましょう。
ホームランボールによる怪我の責任は?
ホームランボールによる怪我の責任は、基本的にボールを打った選手にはありません。
しかし、球場側の安全管理に問題があった場合は、球場側に責任が発生することがあります。
まとめ
ホームランボールは野球観戦の最高の思い出ですよね。
所有権や注意点について理解しておくことで、さらに楽しい観戦になるでしょう。