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フワちゃん、ポルトガルで見る「新しい景色」日本にはもう飽きた?

フワちゃん、ポルトガルで見る「新しい景色」日本にはもう飽きた?

タレントのフワちゃんが日本を脱出することを決めました。
月曜レギュラーを務める日本テレビ系バラエティー『ヒルナンデス!』を卒業し、4月からは「米国やポルトガル、キューバのような」海外に移住し「新しい景色を見る」と言います。日本と行き来して仕事は継続する予定ですが、あのハイテンションで大御所芸人にもタメ口で絡む姿を見る機会が減ることは間違いありません。共演NGも物ともせず、お茶の間を沸かせてきたフワちゃん、なぜ、今日本を離れ、これからどうしていくのか、気になりますよね。

目次

なぜ今、「日本脱出」なの

1-1 「区切りが来たので」

 フワちゃんの本名は不破遥香(ふわ はるか)、現在30歳です。まずフワちゃんが言う「区切り」というのは年齢であることは間違いありません。最終学歴は東洋大学文学部中国哲学文学科で2016年に卒業しています。卒論は『芥川版「杜子春」と原典「杜子春伝」の比較研究』といいますから着眼点がユニークですよね。

 卒業後は一般企業に就職することなくそのまま芸能界入り(ワタナベコメディスクール18期生として入学したのは大学2年生の時)します。お笑いタレント、ラジオパーソナリティ、YouTuber、歌手、プロレスラーと何でも挑戦し、日本ではやりたいことをほぼやりつくしたということでしょう。

1-2 奇抜さだけでは「後」がない

 フワちゃんは大学時代に早稲田大学のお笑いサークル「お笑い集団POP3」に所属していました。活動はあまり熱心ではなかったようですが、歌やプロセスよりも最も関心があったのはお笑いでした。「売れない時期」を長く経験したわけではありませんので、どちらかというとトントン拍子で人気者になっていき30歳までにやりたいことをやり尽くし、芸能界で一定の立ち位置を確保したといっていいでしょう。奇抜さだけではこの後がないと判断したのですね。

1-3 父親は米国ものの輸入雑貨商

 あまり苦労していない分、怖い者知らずのところがありました。輸入雑貨商を営む父親の仕事の関係で、小学校2年生から小学校4年生まで米ロサンゼルスで暮らした経験も大きかったでしょう。人気者になったのは、大御所と呼ばれるタレントや芸人に臆することなくため口で絡む芸風が支持を得たことが大きかったのですが、半面で「フワちゃんとの共演はお断り」という人も多かったようで、最近では縦の筋を重んじる芸能界での立場が「厳しくなっている」とする見方もありました。若いのに遅刻する癖もあり、テレビなどで見かける回数が減りつつあったのも事実です。

1-4 周囲の雰囲気、次第に冷たく

英語もペラペラで聡明なフワちゃんですから、周囲が少しずつ冷めてきたことを敏感に察知していたはずです。あまりの人気に「いつもテレビに出ている」ため、お茶の間の視聴者がフワちゃんに飽きてきたことも分かっていたでしょう。この辺で思い切って、人生をチェンジし、新しいステージに立ちたいという気持ちになったのはよく理解できます。本人の中で30歳を契機に区切りをつけたいとの思いが強くなってきたのと同時に、お茶の間の視聴者側からも少しずつ区切りをつけられてきたというのも事実でしょう。年齢からいっても常に今のようなハイテンションを通していくには無理があるし、見ている方もまた辛いわけですから、心機一転、まずは少し充電して将来を考える戦略なのです。

フワちゃん、どこに行く

 2-1 帰国子女、まずは米国へ

 移住先はまず米国になるでしょう。ロサンゼルスにいたことから言葉には不自由しないので自然です。父親の仕事が米国の雑貨の輸入販売だったことから米国には親近感もありますから、しばらくは米国でのんびりするのではないでしょうか。日本の仕事を続けるという点でも米国なら便利です。

2-2 本命はポルトガル

ただ、フワちゃんはわざわざ「新しい景色」を見たいと言っています。日本では見ることができない景色を遠い国で見てみたいのだとか。それはどこなのでしょう。気になりますよね。 

 行きたい国としてフワちゃんが挙げているのが米国、ポルトガル、キューバです。もし、幼少期の頃住んでいた米国に移住するのなら「新しい国」なんて大仰な言葉は使わないはずですから、「まずは懐かしい米国」ということなのでしょう。その後、どこに行くのか。キューバは米国とは文化がかなり違いますが、行きたい国として名前が出てきたのは3番目です。

こう考えると本命は「ポルトガル」ではないでしょうか。ナポレオンが「ピレネーの向こうはアフリカだ」と言ったように、日本と異なるのはもちろん、ヨーロッパともまた全然違う。歴史も文化も独自のものがあります。フワちゃんはポルトガルでじっくり「新しい景色」を見て、これからの自分の人生を考えるのではないでしょうか。

ポルトガルって?

3-1 美しい海の国

スペインの南、大西洋に面したポルトガルの国土の面積は日本の4分の1の比較的小さな国です。ただ、人口は1000万人強ですから、東京都よりもちょっと少ない程度ですからフワちゃんものびのびできるのではないでしょうか。

ポルトガルはとにかく温暖で美しい国で、世界中のサーファーが集まる「サーフィンのメッカ」のナザレなどビーチリゾートでも世界屈指と言えるでしょう。敬虔なカトリックが大半で、至る所に自動販売機がある日本ほどではないですが治安も比較的よく、長期滞在には向いています。

3-2 シーフード天国のポルトガル

ポルトガルでとにかく良いのが、料理がおいしいことです。海洋国家のポルトガルはとにかく魚介類が豊富で日本人好みです。スペイン料理に近いのですが、スペイン料理よりも少し素朴で日本人には食べやすい気がします。

ポルトガル料理の代表的な素材は魚です。なかでも最も有名なのがタラの身を塩漬けして乾燥したバカリャウです。バカリャウの調理法は365日分(つまり何と1年分!)あると言われるほどで、だいたいどれも日本人の口にあいます。ポルトガルは15世紀から北大西洋で遠洋漁業を展開しており、当時は冷凍技術が発明されていませんでしたから、塩漬けにして乾燥させ保存していたのです。

タラ同様、多いのがイワシです。イワシはグリルで焼いてサルディーニャス・アサーダスとして出されることが多いのですが、要するにイワシの塩焼きです。それに茹でたジャガイモがゴロンとついてくる。ホッとする味で、フワちゃんもはまるのではないでしょうか。

これからのフワちゃんに期待したいですね。

まとめ

●ため口、奇抜さ、型破りで人気者に。縦社会の芸能界の常識を打ち破ったフワちゃん。
●苦労知らず、遅刻壁などで周囲と壁。お茶の間も冷めてきた。
●移住先の本命はポルトガル。美しい海とおいしいシーフード。楽園へ。


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著者情報

ニックネームはハチマキめがね 。下水道の清掃員、マンホールから地下にもぐり数百匹のゴキブリとウンチまみれのドブねずみと対決→生鮮市場 でサンマやイワシなど小魚を売る。毎日、ギャング集団のマグロチームに追い立てられ少し弱り気味。市場の新鮮な旬の魚で一杯やるのが何よりの楽しみです。ド底辺の世界から世間をながめ、気になる話題を独自の切り口で語ってみました。「満月」のように太陽の光を浴びて夜道をやわらかく照らすような存在でありたいと思います。よろしくお願いします!

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