個人再生に必要なお金の180万円はきちんと司法書士に振り込んだはず。
なのにカード会社には届いていない。
どうした!肝心の司法書士とは連絡がとれない、事務所はもぬけの殻、司法書士会も暖簾に腕押し、どうしたらいい!。
こうなったら連絡が来た裁判所に聞いてみるしかない。
電話してみると…。意外にも担当者にすぐつながりました。
えっ詐欺!債務整理のお金を司法書士に横領された僕の体験談(実話)の第4話です。
裁判所は「そんな話、聞いたこともない!」
裁判所から届いた封書、なかには「個人再生であなたが返済するいっていたお金が返済されていない。だから、このままでは個人再生計画を取り消します」という趣旨の文書が入っていました。
そして、お金が支払われていないことに怒ったカード会社が裁判所に提出した「個人再生の取り消し申し立て書」のコピー。
見直す度に膝がガクガク震えました。
裁判所に思い切って電話!
カード会社に返済するための180万円は一括して司法書士に振り込んでしまっています。
どうしていいか、まったく分からない。
でも、何もしなければ、個人再生はとりけされ、せっかく個人再生で減額してもらう前の2000万円の借金に戻ってしまいます。
このままでは破産、でも動かないで、放っておいても破産です。
「とにかくダメ元で動いてみよう!」
こうなったら誰でもいい、とにかく聞こう、藁(わら)でも何でもつかむしかない。
裁判所からの手紙には裁判所書記官の名前と電話番号が書いてありました。
思い切って電話をしてみます。
拍子抜けの親切な対応
裁判所に電話なんて生まれてはじめて。
まず代表につながって、音声ガイダンスがあって、さんざんたらいまわしにされて……。
でも、やってみるしかない。
電話してみると、すんなり年配の男性が電話に出てくれました。
「えっ?」
名前を名乗ると「ハイハイ」と愛想よく対応してくれました。
裁判所なのに…。
意外でした。
「裁判所から封書を受け取りました。これ、どういう意味なんでしょうか?」
「とにかく事情を文書にして裁判所に出してください」
裁判所の書記官の男性は親切でした。
丁寧に説明してくれました。
もちろん、こちらの事情もよく話を聞いてくれました。
「そんな話、初めてききました!」
「それは大変ですね。でも判断が変わることはありません」
「司法書士の方にお金を振り込んだのに、カード会社には返済されていないんです!」
「お金は払ったんです!」
何度も説明しました。
「そうでしたか。それは大変ですね」
男性は同情してくれました。
心配もしてくれました。
でも最後の一言が強烈でした。
「あなたが仮に騙されたとして、それで裁判所の判断が変わることはありません」
ダメなものはダメ!
確かに考えみればその通りでした。
払われていないものは払われていない。ダメなものはダメなのです。
どんな理由があろうともカード会社にお金は返済されていない、それは事実なのでした。
いったいどうすれば、もう万事休すか!
声を失っていると、裁判所の書記官はこんなアドバイスをしてくれました。
「封書のなかに意見書という紙が入っていますでしょう。そこにあなたの事情を書いてください。それをみて裁判所は判断しますから」
「何もしないでいると、個人再生計画は即、取り消されます。もとの借金額に戻ります」
2週間以内に返送してくださいね。

