個人再生に必要なお金の180万円はきちんと司法書士に振り込んだはず。
なのにカード会社には届いていない。
どうした!司法書士は雲隠れ、事務所はもぬけの殻、裁判所も「ダメものはダメ!」、どうしたらいい!。
よし、こうなれば「カード会社に体当たりするしかない!」
思い切って電話してみると…。すんなり代理人の弁護士につながりました。
えっ詐欺!債務整理のお金を司法書士に横領された僕の体験談(実話)の第5話です。
個人再生取り消しを申し立てたSカード会社に突撃!
東京地方裁判所に「個人再生計画の取り消し」を申し立ててきたのはSカードローン会社。
さすがにS系列。
噂どおり、来るときは来ます。
Sカードローン会社に思い切って電話!
でも考えてみれば貸したはずのお金を5分の1にまで減額されて、しかも、そのお金すら返ってこないとなれば、怒るのも当然です。
とはいえ、「とにかく動かねば!」
幸い裁判所から送られてきた封書には、個人再生計画の取り消しを申してて来たSカードローン会社の代理人の弁護士の連絡先の電話番号が書いてありましす。
びくびくしている場合じゃない!
思い切って電話してみました。
それなら自己破産しかない!
意外でした。
電話はすんなりつながりました。
受話器の向こうは若い男性。
「弁護士は今、外出中です。折り返します」とのこと、言葉通り電話はすぐに返ってきました。
代理人の弁護士は超紳士
「お電話いただきましか?」
代理人の弁護士は50歳くらいの男性でした。
「個人再生計画の取り消しの申し立て、裁判所から受け取ったのですが、実は返済金を司法書士に横領されてしまったんです。司法書士とは連絡もとれないし……」
事情をかいつまんで弁護士に説明すると、「それは大変ですね」。
同情はしてくれました。
「それとこれとは別です」
同情はしてくれましたが、「返してもらっていないものは返してもらっていない」
「同情はしますが、それとこれとは別です」
返事はやはり冷酷でした。
どうすればいい。
「あるお金は全部、司法書士に払ってしまいました。自己破産するしかありません」
僕がこういうと、相手は少したじろぎました。
「自己破産……」
確かに、自己破産してしまうと、相手は一文もとれません。
返済金はゼロ。
そうか、そうだ!
相手の弁護士はこういいました。
「何もこちらは、あなたを自己破産に追い込みたいわけじゃないんです」
そして、こう続けました。
「どうするか、まずは2人で考えましょう」
