水原一平さんの事件にも負けず波に乗る米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手。
衝撃的な事件だっただけに影響が心配されましたが、まったくの杞憂だったようです。
それにしても大谷翔平選手は強いですね。
ブレない。揺れない。
なぜでしょうか?
それは成長を模索するための軸を自分自身の中においているからです。
だから外部の要因に左右されない。
そのことを「Rapsodo Japan(ラプソード ジャパン)」(横浜市)の新CM「SHOHEI VS SHOHEI(翔平VS翔平)」で明かしています。
とても新鮮なのでご紹介させていただきますね。以下、このブログのポイントです。
●大谷翔平選手は何と戦っている
●なぜ、そこまでストイック?理由は?
1 大谷選手が分析機器メーカーのCMに
大谷翔平選手が新たに出演したCMは、横浜市に拠点を置く「Rapsodo Japan(ラプソード ジャパン)」(横浜市)のCMです。ラプソードは、野球やゴルフの弾道測定分析機器を展開する会社で、この度、大谷翔平選手をテクノロジーアンバサダーに迎えました。
さすが、分析機器のメーカーです。
よく大谷翔平選手を「分析」しています。
ここまでどんな人生を送ってきたのか、練習のメニューは?好きな言葉は?生活習慣は? 徹底的に分析したどり着いたのが「SHOHEI VS SHOHEI(翔平VS翔平)」。
実に的確に大谷翔平という選手を言い当てています。
そうです。
大谷翔平選手の敵は大谷翔平。
大谷翔平選手は常に自分自身を見つめ、戦っているのです。
戦いに何者も介在することを大谷翔平選手は許さない。
徹底的に孤独で厳しい戦いを戦っているのです。
2 「人に相談しない」
だから大谷翔平選手は安易に人を頼りません。野球にしても何しても。こう語っています。
「基本的に僕は何事も人に相談することが好きじゃなくて、人に相談する時は考えて考えて考え抜いた後にするって決めているんです」(NHKスペシャル『メジャーリーガー大谷翔平 自ら語る 挑戦の1年』
(2018年11月4日放映より)
英雄は孤独です。
孤独に勝つ、そこからがスタートです。
大谷翔平選手は英雄の資質を身につけているのです。
3 「自分で考えた方が早い」
では、なぜ、人を頼らないのか。理由はこうです。
「コーチに言われたことをやるのも素晴らしいことではあると思うんですけど より自分で考えた方が成長のスピードが早いと思う。」
「他の人のデータと照らし合わせることで 自分に何が足りないか 何が長所なのかを自分で考えて改善する力が伸びるんじゃないかなと思っています」
(以上、CMより)
そうです。
人を頼っていては遅くなる。
自分自身で自分を分析し、課題を抽出し克服していく。
それが「最も早い成長につながる」という確信が大谷翔平選手にはあるのです。
だから決して人を頼らないのです。
ただ、一人で黙々と努力する。それだけではありません。「考える」そして「分析」する。それが大谷翔平選手の特徴でもあります。
「正解はないと思うんですけど、人は正解を探しに行くんですよね。正解が欲しいのは、みんなも同じで。『これさえやっておけばいい』というのがあれば楽なんでしょうけど、たぶんそれは『ない』と思うので。正解を探しに行きながら、ピッチングも、バッティングもしていたら楽しいことがいっぱいありますからね」
『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』(扶桑社)
単なるルーティンを一人で繰り返す。
これでは自分と戦っていることにはなりません。
常に正解を探し続け、煩悶し続ける。
そして苦しみながら成長していく。
これが「大谷翔平VS大谷翔平」の戦いなんですね。
4 ラプソードとは
ちなみにラプソードとは、3台のカメラと2基のレーダーを搭載した測定機器のことだそうです。野球やゴルフで活用されていて、大谷翔平選手もすでに過去数シーズンにわたって投打で活用しているのだそうです。
例えば自身のピッチングを撮影すると、瞬時に球速 回転数 回転効率(伸びの良さ) 縦・横の変化量などなど。瞬時にデータ解析し、3Dで実際の映像を確認できる利点があります。
まとめ
安易に人に頼らない、しかし決して独りよがりにもならない。
常に正解を探求し、検証し、努力する。
これが自分自身を成長させる最も早いプロセスなんですね。
以下、まとめとなります。
●大谷翔平選手は安易に人を頼らない
●自分で探求を続けた方が成長が早い
●孤独に勝つことこそ、勝者の条件