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大谷翔平に52-52達成させたスランプ乗り切り法?高速PDCAを回す!

大谷翔平に52-52達成させたスランプ乗り切り法?高速PDCAを回す!

ドジャースの大谷翔平(30)が大快挙です!

本拠地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で出場し、7回の第4打席に内野安打で出塁し、直後に二盗を決めたのです。

シーズン52盗塁。

そして5回の第3打席では52号逆転2ラン本塁打を放ったのです。

誰も予想しなかった「52-52」。

凄すぎませんか! 大きな事件に見舞われながらも今季、絶好調だった大谷翔平。

まったくスランプとは無縁なようです。

でも本当は大谷翔平にもスランプはあるんです。

ただ、乗り越えるのが早いだけ。

大谷翔平の場合、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)のPDCAが超高速なのです。

大谷翔平の51-51達成させたスランプ乗り切り法とは、高速でPDCAを回すとは、見ていきましょう。

 

目次

大谷翔平はたった最短で数10分でPDCAを回す

PDCAとは1950年代、品質管理の父といわれるW・エドワーズ・デミングが提唱したフレームワークです。

PDCAを回す期間は通常、ビジネスの世界なら3~6カ月。

でも米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の場合は数日、早い時には数10分で回してしまいます。

これが大谷選手のスランプ期間が短く、51-51という世界が驚く結果を出すことができた最大の理由なんですね。

ビジネスの参考にもなりますね。

 

 ドジャース、カーショー選手「僕にはもう(ショウヘイが)理解できない。誰にも分からないと思う」

大谷選手が打者としていかに素晴らしいか。

改めてご説明する必要はないでしょう。

でも、確認の意味で一つだけご紹介させてください。

4月6日(日本時間7日)マーリンズ戦でインタビューを受けた際、同僚のクレイトン・カーショー投手が興奮気味に語った言葉です。

この日も大谷選手はホームランを打ちました。

「信じられないよ。彼がすごいパワーの持ち主なのは知っていたけど、打者としてここまで優れていたとは知らなかった。ストライクの見極めだったり、スイングの修正だったり。(略)難しい球を打つし、速い球も打つ。左投手からも打つし、とにかく感心するよ。どうやったら打ち取れるのか、僕にはもう理解できない。誰にも分からないと思う。」

 

大谷翔平は失敗した時に「次、頑張ります」ではなく「修正します」

このカーショー選手、さすがはメジャーリーガーです。

実は大谷選手の凄さの秘密を見事に言い当てているのです。

カーショー選手は「打者としてここまで優れていたのは知らなかった。…スイングの修正だったり…」と言っていますよね。

ここなんです、大谷選手の強さの理由は。大谷選手は思うように打てなかった時に必ずこう言います。

「調整していきたい」

「修正したい」

これこそが大谷選手なんですね。「次、頑張ります」というような抽象的な話はしないのです。

1打席目三振、2打席目ホームラン

大谷選手の凄さはこの「調整」「修正」が早いことなんです。

つまりP-D-C-.A。

そのスピードが桁外で速いのです。

具体的にご紹介しますね

5月4日の対ブレーブス戦。

大谷選手は1回の第1打席は空振り三振に終わりました。

この打席で大谷選手は得意なコース、外角高めを打ち損ね、ファウルにしてしまいました。

ベンチに戻った大谷選手はすぐにタブレットで自分の打席をチェックします。

おそらく、これまでなら難なくヒットやホームランにできた外角高めの球を正確に打ち返せなかったのかを、画像等で分析していたと思われます。

そして第2打席。

第一打席で大谷選手が打ち損ねた同じコース、外角高めにボールが来ます。

第一打席の経験から投手は「今日、このコースをショウヘイは打てない」と見たのです。

ところが、今度は鮮やかにホームラン。

画像で見ると、1打席目にファウルにしてしまった場面ではバットがボールの下側に当たっていました。 得意のコースだっただけに「来たっ!」と力が入ったのでしょう。

それを冷静に分析し、2打席目では、右の肘を上側に引き抜き、前回より少し上でボールを捉えられるように修正していたのです。

バットはボールを真っ芯でとらえ、文句なしのホームランになりました。

これが大谷の言う「調整」「修正」です。

1打席目から2打席目までのわずかの時間にPDCAを回してしまったのでした。

恐るべき早業です。

 

バッティングフォームを2日後に改善、デビュー戦でホームラン

もう一つ別のエピソードをご紹介させてください。

大谷選手がメジャーに入団して1年目のキャンプのことです。まだメジャーに慣れない大谷選手は打てずに苦しんでいました。

大谷選手は当時、チームメイトだったメジャー屈指のスラッガー、アルバート・プーホールズ選手に頼ります。プーホールズ選手はこの時のことをこう証言しています。

「ある日彼が私の元にやってきた。なんでも教えて欲しいという感じだった」

そしてこの時、打ち方について1つだけアドバイスを与えます。大谷選手はこの時、バッターボックスで片足を上げて構えていたのですが、ここを指摘しました。

「この打ち方だと格段に球速が速いメジャーではタイミングが遅れてしまう」

そしてその2日後のことです。 プーホールズ選手は「突然、大谷がフォームを変えているのを見た」というのです。

本拠地でのデビュー戦、足を上げずに打つ新たなフォームで大谷選手は、いきなりホームランを打ちました。

「普通、(バッティングフォームを変えるには)2-3年、それ以上かかる。でもショウヘイはすぐに適応したんだ。彼の才能は本当に特別だ。アメージング。彼のような選手は半世紀に1度しか地球に現れない。」

(NHKスペシャル メジャーリーガー大谷翔平 2023伝説と代償そして新たな章へ)

普通はフォームを変えてものにするのに2-3年かかるところ、2日後にはやってのける。どうでしょう。大谷選手の修正能力の高さには脱帽ですよね。

この修正能力に対して大谷選手はこう語っています。

「そこもトレーニングでできる部分だと思うので。10年かかってもできない子もいれば1日でできる子もいる。トレーニング次第で感覚のスパンを短くできる」

「やりたいスキルに対してフィジカルが追い付いていないとか。それは一瞬で獲得できるものではないのでフィジカルに関しては長いスケジュールの中で計画性をもたないとできない」

(同NHKスペシャル)

まとめ

計画性をもって作り上げたフィジカルの上に、データとの緻密な照らし合わせ。

本来なら時間もかかるし、根気もいる作業です。

しかし、大谷選手は素早くやってしまう。

もともと「データの照らし合わせって楽しい」という大谷選手の素質もあるかもしれませんが、この「修正力」、PⅮⅭAを素早く回す力は大谷選手の根底といえますよね。

ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。

以下、まとめとなります。

●結果がでなければ素直にダメと判断し、改善点を研究する。 ●即座に実行、結果につなげる。 ●PDCAをためらわない。 ●「修正力」こそ結果をつくる。

大谷翔平に52-52達成させたスランプ乗り切り法?高速PDCAを回す!

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著者情報

ニックネームはハチマキめがね 。下水道の清掃員、マンホールから地下にもぐり数百匹のゴキブリとウンチまみれのドブねずみと対決→生鮮市場 でサンマやイワシなど小魚を売る。毎日、ギャング集団のマグロチームに追い立てられ少し弱り気味。市場の新鮮な旬の魚で一杯やるのが何よりの楽しみです。ド底辺の世界から世間をながめ、気になる話題を独自の切り口で語ってみました。「満月」のように太陽の光を浴びて夜道をやわらかく照らすような存在でありたいと思います。よろしくお願いします!

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