初詣なら伊勢神宮(三重県)、縁結びなら出雲大社(島根県)。
みなさんご存知の有名な神社ですよね。
ご利益は絶大に思えますし、実際にその力は相当にあります。
でも、全てじゃないんです。
最も身近で、親身になって下さる神様もあるです。
そしてとっても重要なんですね。
それが産土様なんです。
産土神社を大切にする人は必ず成功していますし、苦境も救ってくださいます。
そんな産土神社のお参りの凄さが分かる体験談をご紹介しますね。
ご利益を体験できる効果あるお参りの仕方って、本当にあるんです。
ここでは実際に産土参りで救われ成功した体験談と、効果あるお参りの仕方をまとめました。
産土神社の体験談!
産土様って本当に実生活と結びついている神様なんです。
神様って本当に現実を救ってくださいます。
現実に!
実例をご紹介しますね。
水道が止まり公園で水汲み
万事休すでした。
サラリーマンをやめ、中古車販売で一発逆転を狙った鈴木さん(仮称、福島県)。
個人事業主として、場所を借りて、大量の中古車を仕入れ、自分なりに大きく始めたのはいいけれど、調子が良かったのは最初のうちだけ。
1年もすると、みるみるお客さんが減っていきました。
時代が悪かったんですね。
中古車のネット販売が一気に広がり、リアルでの需要はぐんぐん落ちていきました。
誰でも中古車を仕入れられるマーケット(市場)での買い付けだけでは、商品の差別化は難しい。
しかも、売値は大量に店舗を展開し、安売り攻勢をかけてくるガリバーなど大手には太刀打ちができません。
仕入れた中古車は売れ残り、放っておけば、次々に痛みもでてくる。
借金は膨らむ一方なのに、車は売れない。
生活費も賄えず、電気やガスは止められ、ついに水道も止まりました。
水がなければ生きていくことも難しい。
仕方なくポリタンクを持って、近くの公園の水道に水を汲みに行き、急場をしのぐしかない状態となりました。
人目の少ない早朝、ポリタンクを持って公園に水をもらいに行くために毎日、ひっそりと出かける。
小学校と幼稚園の子供がついてきて、楽しそうに水汲みを手伝ってくれました。
その楽し気な姿に、逆に心が痛んだといいます。
店をたたみ残った借金2000万円
このままではもうどうしようもない。
銀行も「もう無理じゃないですか」。
貸してくれるところはどこもなくなりました。
いったん店を畳むしかない。
鈴木さんは、そう決めるしかありませんでした。
それでも、鈴木さんの判断は少し遅かったかもしれません。
溜まりに溜まった借金は利息も含めて2000万円。
サラリーマンをやめ一念発起し、挑戦した夢の大きすぎる代償でした。
1個人の事業の借金としては天文学的な数字ですよね。
家族で最後の食事
残ったのは借金2000万円。
それだけでした。
「もうダメだ」。
鈴木さんは家に残った現金を持って子供2人、奥さんを連れ立って近所のファミリーレストラン「ガスト」に出かけました。
もう鈴木さんの決心はついていました。
「これが家族全員での最後の食事だ」
子供たちには「今日は好きなもの、好きなだけ頼んでいいぞ」と言いました。
でも子供たちは、ほとんど何も頼みませんでした。
分かっていたのです。
そして言ったのでした。
「お父さん、死にたくない!」
「よしっ!借金を返そう」
子供たちの言葉に鈴木さんは我に返りました。
「子供たちを道連れにはできない」
その時です。
妻が言ったのです。
「お父さん、借金返しましょうよ」
「返せるわよ」
睡眠時間2時間半で仕事は3つ
それから壮絶な鈴木さんの闘いが始まりました。
運送業、土建業、清掃の3つの仕事を掛け持ち、必死で働き始めました。
1回の食事はオニギリ1個。
節約のためではありません。
激務のため1度にたくさん食べると吐いてしまうからです。
睡眠時間を1日2時間半にまで切り詰め、働きに働きました。
そんな鈴木さんの頑張りを見て、妻も「お父さん、私も働きにでる」と言ってくれました。
2人で死に物狂いで働き、借金はどんどん減っていきました。
そして2年半。
借金はとうとう完済してしまったのでした。
始めたのが産土参り
「借りたものは返せばいい」
「金がないなら、稼げばいい」
そう考え一度死んだ気になって頑張ることを決めた鈴木さん。
返済を始めた時と同時に始めたのが、産土参りでした。
鈴木さんの知り合いが勧めてくれたのです。
「金運も健康も事業運も、最後は全部、産土さんだよ」
家の近くにあった産土さんに産土様にお参りし始めました。
決められて日にちに、決められた正しい方法で、きちんとお参りすることを始めたのです。
片田舎の産土様です。
都会の立派な神社とは違います。
神主さんもいない。
木造のお社もところどころ朽ちかけていました。
それでも、自分の産土様をきちんと見つけてお参りを始めたのでした。
「守られているのが分かる」
鈴木さんには分かりました。
「産土様に守られている」
普通なら1日2時間半の睡眠で、1日3つの激務なんか務まらない。
体が壊れてしまいます。
でも鈴木さんは病気どころか風邪一つひかない。
時給も少しずつですが上がっていきました。
そしてとうとう2年半で2000万円を完済したのです。
産土様の守りがなければ絶対にやり遂げられないことでした。
2000万円の借金を返済し、次の事業に乗り出した鈴木さん。
現在の仕事は順調で、年間の売上高は2億円を超えるようになりました。
2000万円の借金から売上高2億円まで。
ジェットコースターのような運命の転換ですが、振り返ってみれば「あっ」という間でした。
産土参りはそのまま継続しています。
「産土様が守ってくれている」
鈴木さんはそう信じています。
効果あるお参りの仕方を紹介
産土様は人間で言えば両親や祖父母のようなもの。
両親や祖父母が、いつ帰省したって喜んでくれるように、産土様もいつ来たって喜んで迎えてくださいます。
とにかくお参りすればいいんです。
まずそれが基本です。
でも、できればきちんとした参拝の方が、より喜んでくださるし、効果も大きいですよね。
手水舎では手と口をすすぐことを忘れない
手水舎では手と口をすすぎましょう。
「当たり前じゃない」と思われるでしょう。
その「当たり前」を「当たり前」にすることが参拝では重要なんです。
手水舎で手と口をすすいで、「清まった体で神様の前に出てきました」という形をとるのです。
これ、作法なんですね。
神主さんなどは毎日、頭から水をかぶって体全体を清めてから神仕えをされますよね。
日常生活がある私たちにはそれができませんから、手水舎で手と口を体の代表として清めて、「体全体が清まりました」となるんですね。
清い体で神様の前に出た分、神様の方も「よしっ」となるのです。
神様に認めていただく参拝でなければ意味がありませんものね。
参拝の日にちは1日と15日が効果的
産土様はもし可能なら毎日お参りするのがいいですね。
でも、実際は難しい。
その場合は月初め(1日)と月の半ば(15日)と日にちを決めて参拝するのが効果的です。
とりわけ1日をどう過ごすかで、その月一カ月全体の運勢が決まるところがありますから、1日の産土参りは極めて重要ですね。
そして月半ばの15日。
この日も重要です。
この日は、先祖との関係性が強まる日ですので、この日に産土参りをするのは効果が高いですね。
現実の世界で生きる自分と、先祖が一緒に産土参りをしていることになるからです。
一人で参拝するよりは先祖と一緒に参拝した方が効果が大きいのは当然ですよね。
産土様だって喜ばれます。
2礼2拍手が基本
せっかく参拝するなら正確な作法で参拝する法が効果的です。
鈴を鳴らして2回、お辞儀をしてから2回柏手を打ちます。
そして最後にもう一度、小さくお辞儀をするのが正式ですね。
柏手を4回打つような神社、例えば出雲大社などは「4回、手を合わせるので幸せにつながる」という意味もあって4回柏手を打ちますが、産土様の場合は2回が正式です。
お賽銭はコインなら最低でも100円玉
神様のところって「気持ちがあればそれでいいんだから」っていう方がいますよね。
もちろんその通りです。
気持ち一つでいいのは確かです。
でも「参拝の効果」と言う意味になるとお賽銭はあげた方がいいですね。
会社の上司にところに手ぶらでいく人はいないのと同じですよね。
もし、コインなら最低でも100玉は用意しておいた方がいいでしょう。
今時、100円くらいなければ何も買えませんから。
でも、1円玉や10円玉に意味がないわけじゃないんです。
これって、邪気霊や餓鬼霊の供養になるんですよ。
物乞いの人にはお札じゃなくて、何となくコインをあげるじゃないですか。
あれと一緒です。
まず神様にお賽銭をあげる、そしてその徳性で自分についた邪気霊や餓鬼霊たちを神様に供養していただけるんですね。
邪気霊や餓鬼霊が供養された分、清まるわけですから、そこに良い運気が入ってこれるんです。
小銭だってとっても意味があるんです。
でも、本当はお札がいいですね。
「紙=神」で、神様に通じやすくなります。
通じやすい分、神様からも「よしっ」って言って頂きやすくなるわけです。
神様に認められればその分、運命も好転していくわけですよね。
ちなみに体験談に登場した鈴木さんの場合は、1日と15日に参拝して5000円を上げていたそうですよ。
もちろん今もそれを続けています。
願いは明確に言葉に出す
お願いはきちんと言葉にしましょう。
言霊(ことだま)ですね。
伊勢神宮の御垣内の正式参拝のように、ただただ、ご挨拶をするというのが正式とされる参拝もありますが、産土参りの場合はそうではありません。
産土様はその人の身の周りのお世話をしてくださる神様ですので、甘えていいのです。
「何に困っているのか」
「どうして欲しいのか」
「どうなりたいのか」
どんどん言葉に出してお願いしてもいいのです。
それが産土様の場合は正式ということになりますね。
まとめ
産土神社の体験談と効果あるお参りの仕方を紹介してきました。
さて、体験談に登場した鈴木さん、現在の状況はどうなのでしょうか。
借金を返済した後、新たに借り入れた100万円を元でに解体業を始めたんです。
あっという間に事業は軌道に乗り、雇う職人さんの数もどんどん増えていったんです。
2024年11月現在では職人さんの数は10人に増え、売上高も2億円にまで届きました。
2023年には東京支店も出店し、勢いは増してます。
そんな鈴木さんですが「売上高の8割は産土様から回して頂いている」と感じるのだそうです。
1日と15日の産土参りも欠かしていないそうです。
産土神社の体験談と効果あるお参りの仕方を紹介しました。