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XGついていけない!衣装とメイクが気持ち悪い?

XGついていけない!衣装とメイクが気持ち悪い?

グローバル規模で人気のガールズグループXG

革新的な音楽性はもちろんですが、常に話題となるのが独創的な衣装とメイクアップです。

しかし、一部のファンやからは「ついていけない」「気持ち悪い」といった否定的な意見も出ています。

なぜ、しょうか。

XGついていけない!衣装とメイクが気持ち悪いのかについて検証します。

 

 

目次

XGついていけない!衣装とメイクが気持ち悪い?


XGって本当にアバンギャルド(avant-garde)ですよね。 

全然、ガールズグループの枠にとらわれてません。

 

型破りなシルエットと素材の挑戦 

XGのファッションはフリルやリボンを多用した可愛らしいデザインや、パステルカラーで統一された清楚なスタイルとは無縁です。

ハイブランドのランウェイに登場するような、構築的なシルエットやデコンストラクトなデザインを積極的に取り入れています。

例えば、リック・オウエンス(Rick Owens)のようなダークでゴシックな雰囲気や、ミュグレー(Mugler)のようなボディラインを強調したシャープなカッティング、コム・デ・ギャルソン(COMME des GARÇONS)のような前衛的なフォルムを彷彿とさせる衣装ですよね。

素材も、光沢のあるPVC、透け感のあるメッシュ、ボリュームのあるフェイクファーなど、質感のコントラストが際立つものが多く、時に一般のファッション感覚から逸脱しているように見えることがあります。

 

 常識を覆すカラーパレット

カラフルでポップな色使いもアイドル衣装の定番ですが、XGは違います。

ヴェトモン(Vetements)やオフホワイト(OFF-WHITE)のようなストリートファッションブランドに見られる、モノトーンを基調としたダークな色調や、ネオンカラーをアクセントに 使用するなど、強烈なコントラストを生み出すことが多いです。

また、複数の鮮やかな色を組み合わせる場合でも、そのバランス感覚は独特であり、グッチ(Gucci)のような折衷的なカラーミックスを、よりストリート寄りに解釈したようなスタイルは、人によってはけばけばしいと感じるかもしれません。

 

 強烈なコンセプトと世界観の具現化

XGの衣装とメイクは、単に自分たちを飾るためのものではありません。

楽曲やパフォーマンスが持つ強烈なコンセプトと世界観を視覚的に表現する重要な要素です。

 

 音楽性とリンクした過激な表現

 ヒップホップやR&Bをベースとしたパワフルな楽曲、そしてメッセージ性の強い歌詞を持つXG。

衣装やメイクもまた、その強さを体現するものでなければなりません。

そのため、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)のような、時に攻撃的、あるいは挑発的な印象を与えるスタイルが採用されることがあります。

例えば、棘のような装飾や、拘束具を連想させるディテールなどが用いられることがあります。

 

 ストーリーテリングとしての衣装とメイク

 ミュージックビデオやライブパフォーマンスにおいて、XGの衣装とメイクは単なる装飾ではありません。

物語を語るための重要なツールとして機能します。

映画の衣装デザイナーのように、キャラクター設定やシーンの雰囲気に合わせた細やかなスタイリングは、一見すると奇抜に思えるスタイルですが、その背景にあるストーリーを理解することで、より深く解釈できるようになる場合があります。

それでもティエリー・ミュグレー(Thierry Mugler)のアーカイブのような、時代を先取りしすぎたスタイルは、その意図が伝わりにくい場合、「気持ち悪い」という印象につながることもあります。

 

 メイクアップにおける挑戦的なアプローチ

 衣装と同様に、XGのメイクアップもまた、従来のアイドルメイクの常識を覆します。

挑戦的なアプローチですね。

 

 強調されたアイメイクとリップ

 目を大きく見せる、肌を白く見せるといった従来のアイドルメイクのセオリーでした。

しかし、XGNARSM·A·Cのような、発色の良いアイシャドウやアイライナーを使って、スモーキーアイやグラフィカルなキャットラインを強調した、力強いアイメイクを好みます。

また、クリスチャン・ルブタン・ビューティ(Christian Louboutin Beauty)のような、深みのあるレッドやバーガンディ、あるいはYSL(イヴ・サンローラン)のようなメタリックな質感のリップなど、個性的でインパクトのあるリップメイクも特徴的です。

これらの強いメイクアップは、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)のメイクアップアーティストのような、パンク精神を感じさせます。

人によっては威圧的に感じられたり、メイクが濃すぎると感じる原因となることがあります。

 

 型にはまらないヘアスタイルとヘアカラー

 メンバーそれぞれの個性を際立たせるような、多様なヘアスタイルとヘアカラーもXGの魅力の一つです。

その斬新さは時に保守的な視点からは理解しにくいことがあります。

アフロ・ブラックス(Afro Braids)のような複雑なブレイズ、コーンロウ(Cornrows)、ドレッドロックス(Dreadlocks)といったアフリカ系の伝統的なヘアスタイルや、マニックパニック(Manic Panic)のようなハイトーンカラー、左右非対称なアンバランスカットなど、実験的なヘアスタイルは、ガレス・ピュー(Gareth Pugh)のショーに登場するモデルのような、前衛的な印象を与えます。

一部の人々にとって「受け入れがたい」と感じられる要因となるかもしれません。

 

文化的な背景と美的感覚の差異

 XGの衣装とメイクに対する評価が分かれる背景には、文化的な違いや美的感覚の差異も影響していると考えられます。

 

 グローバルスタンダードとローカルな感覚

 XGは最初からグローバル市場を強く意識してきました。

そのスタイルもリアーナ(Rihanna)のフェンティ(Fenty)やビヨンセ(Beyoncé)のような、海外の最新トレンドや強い女性像を体現するアーティストの表現を積極的に取り入れています。

そのため、日本の一般的なアイドル文化や、資生堂やカネボウのような国内化粧品メーカーが提案するような、控えめで自然な美的感覚とは異なる部分があります。

それが「ついていけない」という感覚につながっているのかもしれません。

 

 メディア露出と情報リテラシーの影響

 XGの露出が増えるにつれて、彼女たちのスタイルに触れる機会も増えます。

その情報をどのように受け止め、解釈するかは個人の情報リテラシーに左右されます。

インスタグラム(Instagram)やTikTokなどのSNSで断片的に流れてくる情報だけを見て、その表面的な印象だけで判断してしまうと、その奥にある意図やメッセージを見逃し、「気持ち悪い」というネガティブな感情につながってしまうかもしれませんね。

WWD JAPANVOGUE JAPANのようなファッションメディアの視点を取り入れることで、より多角的な理解が可能になるかもしれません。

 

 それでも惹かれる!XGの衣装とメイクの魅力


 一部からXGの衣装とメイクに否定的な声があるのは事実です。

けれどもファンやメディアの多くからはその独創性と表現力が絶賛されています。

なぜ、彼女たちのスタイルはこれほどまでに人を惹きつけるのでしょうか。その魅力を考えてみましょう。

 

 唯一無二のオリジナリティと革新性

 XGの衣装とメイクの最大の魅力は、他にはない唯一無二のオリジナリティと、常に新しい表現に挑戦する革新性です。

 

これまでのガールズグループとの明確な差別化

 無数のガールズグループが存在するK-POPシーンにおいて、XGのスタイルは一目でそれとわかる強い個性を持っています。

ブラックピンク(BLACKPINK)やNewJeansといった他の人気グループとは異なる、ミッシー・エリオット(Missy Elliott)やFKA twigsのような、強い女性アーティストを彷彿とさせるアプローチは、本当に特徴的です。

彼女たちの音楽と同様に、ほかに類を見ない独自の世界観を構築しています。

 

 ファッション業界からの高い評価

 その斬新なスタイルは、音楽業界だけでなく、VOGUEDAZEDといった海外の主要ファッションメディアからも高い注目を集めています。

アディダス(Adidas)やプーマ(Puma)のようなスポーツブランドとのコラボレーションや、Numero TOKYOのような日本のファッション誌の表紙を飾るなど、XGのファッションセンスは専門家からも高く評価されています。

新たなトレンドを生み出す可能性を秘めていますね。

 

 パフォーマンスを最大限に引き出すための機能美

 XGの衣装とメイクは、単に奇抜なだけではありません。

彼女たちのパフォーマンスを最大限に引き出すための機能美も兼ね備えています。

 

 ダイナミックなダンスを考慮した設計

 XGの特徴は激しいダンスパフォーマンスです。

動きやすい衣装は非常に重要です。

ですからナイキ(Nike)やアンダーアーマー(Under Armour)のようなスポーツウェアブランドの技術を取り入れた、大胆なスリットやストレッチ素材の採用などは特徴的ですね。

スワロフスキー(Swarovski)のような装飾を施しながら、踊りの邪魔にならないようアクセサリーの配置なども工夫しています。

機能性を追求したデザインは、パフォーマンスの迫力を底上げしていますね。

 

照明効果と映像映えを計算した素材と色

すごいのが照明効果や映像映えを計算しつくしている点です。

MAC Cosmeticsのグリッターのように、ステージ照明やミュージックビデオの映像効果を考慮し、光を反射しやすいメタリック素材や、Pantoneの色見本のような鮮やかな色彩も積極的に取り入れています。

そのおかげで視覚的なインパクトを高め、観客の目を惹きつけることに成功しているんです。

 

メンバーそれぞれの個性を輝かせるスタイリング

 XGの衣装とメイクは、グループとしての統一感を保ちながらも、メンバーそれぞれの個性を際立たせるための工夫が凝らされています。

 

 パーソナルカラーと骨格を考慮したメイクと衣装

 パーソナルカラー診断もとりいれています。

アイシャドウやリップの色選び、骨格診断を考慮したシルエットの衣装などは、メンバー一人ひとりの魅力を最大限に引き出すための重要な要素です。

例えば、イエベ春のメンバーにはSUQQUのようなトーンのコスメ、ブルベ夏のメンバーにはDiorのような cool なトーンのコスメを採用 しています。

そのおかげで、グループ全体の美しさが増し、魅力的なんですね。

メンバーの個性も引き立ちます。

 

ヘアスタイルによるキャラクター表現

 メンバーのヘアスタイルは、単にトレンドを取り入れるだけではありません。

それぞれのキャラクターや楽曲のイメージに合わせて変化します。

シュプリーム(Supreme)のヘアアクセサリーのような、個性的なヘアピンやバンダナをつかったり、カラーバターのようなヘアカラー、編み込みエクステやウィッグによる大胆なアレンジは、メンバーの印象を強くし、視覚的な記憶に残る要素となります。

 

ファンとのエンゲージメントを高める要素

 XGの衣装とメイクは、ファンとのコミュニケーションやエンゲージメント(関係性)を高めるための重要な要素としても機能しています。

 

 考察の余地を残すミステリアスな魅力

 XGのスタイルは時に難解ですね。

ファンだって考えこんじゃいます。

RedditTwitterなどのSNSで話題になりますね。

そこがいいんです。

「この衣装のブランドは?」「このメイクアップアーティストは誰?」「この髪型のインスピレーション源は?」とファンに考えてもらう。

これがファンとのコミュニケーションになるんですね。

 

 真似したくなる中毒性のあるスタイル

 XGのスタイルは斬新であって、しかもどこか中毒性もあります。

SHEINZARAのようなファストファッションブランドのアイテムを取り入れつつ、ハイブランドの要素もとりいれているから、ファッションに敏感なファンを中心に「真似したい」というい気持ちにさせてしまうんです。

彼女たちの着用したアイテムやメイクアップのチュートリアル動画がYouTubeInstagramで多数公開されていますね。

トレンドの指標となっています。

 

XGの表現は時代を映す鏡


XGついていけない!衣装とメイクが気持ち悪い?について考察しました。

XGの衣装とメイクに「ついていけない」「気持ち悪い」という意見は確かにあります。

その理由は前衛的で実験的なスタイルが、これまでアイドルと異なるため生じる違和感ですね。

しかし、その批判の裏側にはイッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)のような革新的なデザイナーの精神を受け継ぎ、常に新しい表現に挑戦し、音楽、パフォーマンス、そしてビジュアルを通して強烈なメッセージを発信するXGのアーティスティックな姿勢があります。

 XGのスタイルは、単なるファッションやメイクのトレンドではありません。

グローバルな音楽シーンで新たな美の基準を確立しようとする意志の表れなんです。

賛否両論はあります。

シャネル(Chanel)やディオール(Dior)といった老舗メゾンが注目するオリジナリティと、ヴィダル・サスーン(Vidal Sassoon)のようなヘアスタイリストの哲学を受け継いだ機能美、そしてパット・マクグラス(Pat McGrath)のようなメイクアップアーティストのテクニックを取り入れたスタイリングは、たくさんの人々を魅了しています。

 XGの表現は、まさに現代の価値観や美意識を映し出す鏡です。

彼女たちの挑戦的な姿勢は、私たち自身の固定観念を揺さぶり、新たな視点を与えてくれるのではないでしょうか。

XGついていけない!衣装とメイクが気持ち悪い?

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著者情報

ニックネームはハチマキめがね 。下水道の清掃員、マンホールから地下にもぐり数百匹のゴキブリとウンチまみれのドブねずみと対決→生鮮市場 でサンマやイワシなど小魚を売る。毎日、ギャング集団のマグロチームに追い立てられ少し弱り気味。市場の新鮮な旬の魚で一杯やるのが何よりの楽しみです。ド底辺の世界から世間をながめ、気になる話題を独自の切り口で語ってみました。「満月」のように太陽の光を浴びて夜道をやわらかく照らすような存在でありたいと思います。よろしくお願いします!

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