政治経済– category –
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【最後の宰相、田中角栄⑦】「俺が会う、大臣室に通せ」。繊維業界のドンとの対決
リーダーというのは「仕事のしどころ」をよくわきまえているものです。田中角栄もそうでした。ここは政治家の仕事だというところは逃げずに受けて立ちました。日米繊維交渉の大詰め、繊維業界のドンが役所に押し掛けてきた時も逃げずに対決しました。そば... -
【最後の宰相、田中角栄⑥】初っ端の挨拶で勝負を制す。数字をあやつり、人をあやつる
人の印象は見た目が9割。確かに言えますよね。会った瞬間の最初の10秒で人の印象は決まります。とにかく初っ端が大切です。田中角栄は最初の挨拶の名手でした。相手が「どんな人なんだ?」と真っ白な状態でいる間に、印象的な挨拶で心を捉えてしまう。... -
【最後の宰相、田中角栄⑤】「俺の名刺を大蔵省に届けろ」
豪胆さと行動力で知られる田中角栄。しかし、実は部下への気配りを欠かさない繊細な神経の持ち主でもありました。とりわけ1971年の日米繊維交渉の大詰めで見せた通産省の官僚への配慮は見事でした。繊維交渉を決着させるにはどうしても2000億円の予算... -
【最後の宰相、田中角栄④】「金の問題なら俺に任せろ」
1971年、田中角栄が通産大臣になると待ち受けていたのは日米繊維問題でした。猛烈な勢いで輸出攻勢をかける日本の繊維業界。いらだつ米国。8年もの間、日本と米国との間でしこり続け、この決着をどうつけるか。時間はもうありません。田中角栄は試さ... -
【最後の宰相、田中角栄③】角栄がハムを現金に変えた
剛腕政治家、田中角栄。力の源泉には、コンピューター並みの頭の良さ、決断力、演説のうまさ...。いろいろあります。しかし、最も大きかったのが「金力(きんりょく)」。 それは霞が関で最高官庁とされる大蔵省の官僚たちを束ね、掌握していく際にも力を... -
【最後の宰相、田中角栄②】「バカは理解できない。大臣室に来い」
田中角栄は小学校(新潟県二田小学校)卒。翻って角栄が大蔵大臣だった頃、入省してくるのは東大法学部トップクラス、在学中に司法試験に合格、公務員試験トップクラスという「三冠王」と呼ばれる者たちでした。そんな秀才たちを角栄はどう操ったのでしょ... -
【最後の宰相、田中角栄①】「やあ、青木くん。大蔵省へようこそ」。何で僕らの名前を知っている?
田中角栄の記憶力と良さは良く知られるところ。しかし、凄みは自分の記憶力を信じ、人前でやってのけるところでした。その豪胆さ。行動力。次々と人の心を捉(とら)えていきました。面白いので是非、ご覧ください。 ●初対面の新入省キャリアの名前を次々... -
自民の小渕優子選対委員長の夫は東大卒、TBS社長候補
「人事大好き」とされる岸田文雄首相。巧かどうかは別として組閣で最も注目されたのが選対委員長。小渕優子さんを抜擢したのです。吉と出るか凶とでるか。注目は衆院3選挙区の補欠選挙です。東京15区と長崎3区はすでに不戦敗が決定し、あと島根1区も... -
【驚愕】「戦争可能な正常国家」の岸田文雄首相 発言の意図とは
岸田文雄首相が日本の安全保障政策の大転換を公式化しました。日本は「戦争可能な正常国家」となり、国家安全保障のためには戦争することができる「一流国家」になったという考えを示したのです。「戦争は異常なもの」だったはず。岸田首相はなぜこんな発... -
【真相】「二階」が沈めば「女帝」が浮かぶ 整う小池百合子の女性総理への道
自民党の二階俊博・元幹事長(85)が次期衆院選に出馬しない意向を明らかにしました。裏金問題などで「政治不信を招く要因となったことを国民に深くおわび申し上げる。自らの政治的責任を明らかにするべく、岸田首相に次期衆院選に出馬しないことを伝え...